ひょんだと思ったらふひょんだった件。

5月 10, 2024 | Blog, ウェルビーング , トラベル

ナイアガラの旅行最終日に起きた珍事。

ビバリー夫妻がエアビーに到着する前に、ヒョンを経験したとぬか喜びしていた私。

奥様が着くと同時にその日の朝にあったことを話した。

ヘアクリップ事件発生。どこにもないぞ〜

前の日は奥様が、ホテルの角部屋をそれぞれに取ってくれていて、私の部屋からはナイアガラの滝とカナダが見えるというサイコーの部屋だった。

朝チェックアウトしてから専属の運転手さんにその前に泊まっていたエアビー(エアビーエヌビー)に送ってもらい、夫妻を待っている時に事件は起きた。

朝髪につけたはずのヘアクリップがない。

わー!やっちまったかもしれないと焦る私。お母さんに買ってもらったか譲ってもらった忘れたけど、気に入ってたヘアクリップ。数万はしたような。

焦ってホテルに電話をかけるが、Wifiだけ契約してたからかからず、運転手さんに携帯を借りて電話をかけた。

部屋の番号とヘアクリップの色や見た目を説明して、見つかったら電話をかけなおしてもらうことに。

運転手さんに、「ホテルまで行って見てきたらいい。チェックアウトして間もないからまだ入れるはず、連れて行ってあげるよ」と言われたのでホテルに見に行く事に。

ヘアクリップを見つけるまで。

ホテルに着いてからは、

エレベーターに乗ったらカードキーがもう作動していなかったけど、乗ってたお客さんが自分のカードキーを使って私の階を押してくれた。

部屋についたら、ちょうどクリーナーの子が私が泊まってた部屋を掃除し始めていたので、「ここにヘアクリップ落ちてなかった?」と聞いたら、「あー今見た見た!これ?」って差し出してくれたのが私のヘアクリップ!

超ラッキー!エレベーターでの事もちょうど部屋を掃除していたとこも。ヘアクリップも返ってきたし。これがご夫妻、たっちゃんが言う「ヒョン」に違いない、とルンルンで帰った。

帰り道で運転所さんとも良かったね〜という話やオーストラリアの話で盛り上がり、テンション上がりまくりの私、奥様が到着したので、今までのことを興奮しながら伝えた。

すると、奥様が一言。

それのどの部分が「ヒョン」なの?

え?全部ですよ、全部。全てが流れに乗ってるじゃん!

エレベーターでも誰も乗ってなかったら自分の階に行けなかったし、部屋でもそのクリーナーさんが掃除し終わってたらどの人か分からなかったし、と私の理解する流れを説明すると奥様。

「まず最初に落としてるのにも気づかないくらいなんだから、そのヘアクリップ自体そこまでお気に入りじゃないってことなの。

もしそれが数十万する本当のお気に入りだったら、落とすかもしれないところにつけるかしら。

今までの旅でもパソコン置いてきたり、携帯忘れちゃったりした人はいるけど、毎回自分には要らなかったものだから取りに行かない様に言ってるんです。

本当に取りに行った人はあなたが初めて。」と。

いつでも一番「上流」を見て。

「見るのは取りに行く流れではなく、いつでも上流。そのものが本当に好きかどうか。そこからです。今の場合では、そのバレッタが本当に好きかどうか疑うところから。

上流を見ずに下流を良くしても意味ないのよ。」

 

奥様、いつもはっきり言ってくれるからめっちゃ好き。

私が「うわ〜言わなきゃ良かったわ〜」と言ったら「ほら〜そこがスケベちゃんなの。どんどん出さないと気づかないからもっと言ってください。」とその一言でもスケベ心を出した私。

スケベ以外の考え自体私の中にあるのだろうかと不安になったぞ。

今回の旅では、いつでも上流を見ることから始める、を学んだ。これからそのヘアクリップを見るたびに思い出すんだろうな。(思い出す材料として使うため、捨てないよ!笑)。

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